「空から生き物が降ってきた」騒動は大地震の前兆【中国科学院】
石川県七尾市で始まった「空からオタマジャクシが降ってきた」騒動。その後少なくとも関東から鹿児島県にかけて17の県で「生き物が降る」現象があったと報道された。その原因として「鳥説」が有力視されているが、鳥が食べた生き物を上空で吐き出す現象について、中国では地震の前兆現象として既に報告されていた。
大地震の直前に、動物が異常な行動を取るのは既に知られている。中国科学院(日本の旧科学技術庁に相当)生物物理研究所が1966年から中国とその周辺地域を調査した予兆レポート本には126に及ぶ生物学的反応と自然現象が報告されている。中でも興味深いのは「渡り鳥が大地震の数ヶ月前から拒食行動を起こした」というもの。空を飛ぶ鳥が地下数十kmの地震波を感じ取って餌を吐き出すという。大地震の前には小規模の群発地震が起こると言われる。鳥はその小規模地震の後に来る大地震を感じて餌を吐き出してしまうのだそうだ。なお、インドやバングラデシュでは竜巻によって魚が舞い上げられ陸に落ちてきたケースが報告されているが、日本の場合、竜巻の発生自体がごく稀である上、周辺地域で竜巻は記録されておらず「竜巻説」は当らないと見て良さそうである。
ここ数日の間に、6/24広島、6/25大分、6/27三重県を中心に地下10km附近で地震が発生している。6/25の大分の地震では(四川大地震の前にも観測された)井戸水の濁りが報告されている(※)。これはわが国最大の断層系である中央構造線に沿っている。活断層としての中央構造線は、奈良県以西は1000年間に5m程度動いている非常に活発なA級活断層で、前回の地震発生からかなりの時間が経過し、地震が発生する巨大エネルギーが蓄積されていると思われる。もし、数ヶ月以内に中央構造線に沿って大地震が起こるとマグニチュード8~9の大地震が起こると推定されている。もちろんこれは仮説だ。前述の鳥が食べた生き物を上空で吐き出す現象が、大地震の前兆でなく「単なる鳥の気まぐれ」であれば良いのだが・・・
| 固定リンク | トラックバック (5)



